商品コードが同じでも、荷姿、寸法、重量、温度帯、危険物区分が不正確なら、保管設計、積載計算、運賃計算は正しく動きません。物流マスタはシステム導入前の一時的な整備ではなく、継続的に管理する業務です。
主要な物流マスタ
- 商品:SKU、名称、JAN、期限、ロット、温度帯
- 荷姿:入数、単位換算、寸法、重量、積付制限
- 取引先・配送先:住所、時間枠、車両制限、休日
- 拠点・ロケーション:保管属性、容量、作業ゾーン
- 配送サービス:リードタイム、締め時刻、サイズ条件
登録責任と利用責任を分ける
営業が商品を登録し、物流が荷姿を補完し、情報システムが連携を担うなど、項目ごとの責任者を決めます。必須項目と入力規則を設け、利用開始前の承認を通すことで、不完全なマスタが現場へ流れるのを防ぎます。
変更履歴と適用日を管理する
入数や梱包寸法の変更を上書きすると、過去実績との整合が取れなくなります。変更前後の値、適用開始日、変更理由、承認者を残し、WMSやTMSへ反映されるタイミングを制御します。
品質を定期的に測る
- 必須項目の充足率と形式エラー
- 重複コード・未使用コード・不整合な単位換算
- 実測値と登録された寸法・重量の差
- エラー起因の作業停止・運賃補正件数
まとめ
物流マスタは現場の判断と自動化の土台です。項目定義、登録責任、承認、適用日、品質指標を仕組み化することで、WMS・TMS・分析基盤の信頼性が高まります。
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